「どうやって暖を…」 寒さの中 車中泊続く被災者も
2024/01/16
地震発生から2週間を越えた現在も石川県輪島市では、厳しい寒さのなか、車中泊を強いられている被災者がいます。 輪島市にある避難所になっている小学校では、いまだに多くの被災者が車中泊を続けています。 車中泊の被災者 「そこ(寒さ)はやっぱり厳しいですね。どうやって暖をとるか、いつも考えている」 一方で、この小学校は県外から支援に駆け付けたトルコ人団体のキッチンカーの拠点にもなっています。 愛知県と岐阜県に住むトルコ人から食材や費用を募り、被災者にケバブなどの食事を無料で提供しています。 被災者 「うれしいわ、涙出るわね」 キッチンカーで支援 ビルギ・アイハンさん 「うち(トルコ)も地震の国だから、何かあった場合はすぐ助けに行かないといけない。トルコで地震があった時に、一番に(支援に)来た国が日本だった」 ケバブなどの提供は珠洲市などでも行うということです。
「ANNnewsCH」より
愛知県からトルコ出身の人たちが温かいスープを被災地に届ける「少しでも何かをしたい」能登半島地震
2024/01/05
能登半島地震で大きな被害の出た石川県では、愛知県からトルコの人たちが輪島市に駆けつけ温かいスープの炊き出しをしました。 約4000平方メートル、200棟が焼失した観光名所「輪島朝市」。 地震発生から4日目となった4日、時折、様子を見に訪れる人の姿もありました。 その朝市の近くにある避難所では今朝・・・。 「午前7時です。輪島市内の避難所で朝食の炊き出しが行われています。トルコ人の有志のスタッフによって温かい野菜スープが配られています」(記者) 手際よく大量の野菜を切り、スープを配るのは愛知県から来たトルコ出身の10人です。 「何かをしたいと、少しでも。(輪島市役所に)何が喜ばれますか?と聞いたら『もう、何でもいいです』と震えた声だった。何もないんだ、これはやばいと。」(アイディン・ムハメットさん) 支援を行ったアイディン・ムハメットさんは愛知県内で、建物の解体や道路の塗装などを行う建設会社を営んでいます。 ムハメットさんは、東日本大震災のときには支援物資を届け、2021年の岐阜県の豪雨災害では、道路の復旧作業などの支援をしてきました。 今回も一緒に働くトルコ出身の人たちに声をかけ、名古屋から約11時間かけて輪島市にやってきました。 大量の飲み水、そして赤ちゃんのオムツなどの支援物資も配りますが今回の1番の目的は温かい食事を提供することです。 「なかには鶏肉といろんな豆類、野菜をたくさん入れてトルコ風に味付けして。(スープは)温かくて寒いときにはいいかなと」(アイディン・ムハメットさん) 一緒に炊き出しを行うメンバーの中には去年2月にトルコで発生した地震を経験した人もいます。 「(彼は)1番被害受けた場所にいた人。そのときトルコにいて。今回来るときもかなり励ましてくれた」(アイディン・ムハメットさん) 4日の夜、こちらの避難所で初めての炊き出しを行いました。避難所にいる約700人分を用意。 そして一夜明けた5日朝も、温かい食事を届けました。 応援したいという気持ちを込めたスープを多くの人が手に取っていきます。 「本当にみなさん喜んでおかわりも何回もしてくれた。子どもたちも何杯も食べて、いっぱい手伝いもしてくれました。非常に良かったですね、喜んでいただけたかなと」(アイディン・ムハメットさん)
「メ〜テレニュース」より