「お笑いのツッコミみたいな形で…」“パワハラ&セクハラ疑惑” 愛知・東郷町長が会見で釈明 町長がコンプライアンス講習を受講へ
2023/11/17
パワハラ・セクハラ疑惑の愛知・東郷町長が会見を開き、部下の職員への「殺すぞ」「彼氏いるの?」といった“パワハラ・セクハラ発言”について「お笑いのツッコミのみたいな形で軽く考えていた」と釈明しました。さらに、セクハラについては「そういう認識はない」と改めて強調しました。今後は、第三者委員会の調査を踏まえ、自身の進退を判断するとしています。 ■町長「殺すぞ」は「お笑いのツッコミ」 愛知・東郷町 井俣憲治町長 「心を痛めた職員の皆さまに改めて深くお詫び申し上げます。本当に申し訳ありませんでした」 16日、謝罪した愛知県東郷町の井俣憲治町長。謝罪の訳は・・・ 録音された井俣町長の発言 「お前ぐらいだ そんなアホ」 「○○君がやっている仕事はさ、パートのおばちゃんだってできるんじゃない?パートのおばちゃんと同じ価値しかない」 職員に対し「お前ら殺すぞ」「彼氏はいるのか?」などとパワハラやセクハラととれる言動を繰り返したと指摘されていました。 東郷町 井俣町長 「『アホちゃうか』という言葉を使ったこともあるし『パートのおばちゃん』ということに関しましては、色々な仕事のありかた、働き方がある中で特定の仕事の形態の皆さまに対して、揶揄ともとれる発言だったと大変反省しております。お笑いのツッコミみたいな形で軽く考えて使っていた。それによって笑いが起きると自分に対するそういったものの意識が下がっていたと改めて反省している」 町長は病気療養に入る女性職員にこんな発言も・・・ 東郷町 井俣町長 「『いつ巨乳になって帰ってくるの』と私が発言したことについても、その職員とは常に冗談を言い合う信頼関係が構築できていると私が思っている方でございまして」 ーー相手の女性も冗談と認識していると? 東郷町 井俣町長 「私は今そう思っていますけれども、ただ彼女に確認したわけでない」 着ぐるみを着た女性職員に抱きつくこともあったといいますが・・・ 東郷町 井俣町長 「交代で男性女性かかわらず(着ぐるみの中に)入っておりますし、入っているのが私自身も誰かわかりません。そういった中でハグと言いますか・・・こういう感じですね。これがセクハラだと。現状では私の中ではそういう認識は申し訳ないが持っていない」 ーー現段階ではハラスメントかどうかご自身で判断できない? 東郷町 井俣町長 「良いことか悪いことかということであれば“あまりよくない”はわかりますけれども・・・今後につきましてはこういった冗談・軽口のようなものについては、もう絶対に私もする気がないものですから。今週末にもアンガーマネジメントの講座を予約させていただいたところであります」 井俣町長は今後、コンプライアンスの講習を受けることを明らかにした上で、職員へのアンケート結果を検証する第三者委員会の結論後に自身の進退を判断するとしています。 ■「身に覚えがない」防衛政務官“セクハラ疑惑”に 野党が追及 国会では、岸田内閣の政務官のセクハラ疑惑が追及されました。 立憲民主党・福山哲郎参院議員 「(三宅)政務官の事務所でバイトをしていたということですが、A子さんという方の認識はあるんですね?」 三宅伸吾防衛政務官 「私が事務所の女性スタッフに対し、10年前にセクハラを行ったとのご指摘の報道については全く身に覚えがございません」 三宅防衛政務官は、16日発売の週刊文春で10年前、都内の飲食店で自身の事務所スタッフの女性に対し、抱きつき、キスを迫るなどのセクハラ行為をおこなったと報じられました。 共産党・山添拓参院議員 「個室のカラオケ店に2人で行かれたことはありうるわけですね」 三宅防衛政務官 「女性スタッフと面会しているのではないかとは思いますけれども、実際に面会したか、どこで面会したのか、食事をとったのかなどといったことについては覚えておりませんし、現時点ではそれを裏付ける領収書なども確認できておりません」 三宅防衛政務官はセクハラ行為については「全く身に覚えがない」と繰り返し否定し、文春側に抗議文を提出したと明らかにしました。 ■今は、おかしいことは堂々と「NO」が言える時代「若者が社会に出る前に感覚を正しておくべき」 小川彩佳キャスター: 「お笑いのツッコミみたいな形だった」という町長の釈明がからありましたけれども、お笑い芸人の鹿島さんはどうお聞きになりましたか。 時事芸人 プチ鹿島さん: 気になりますよね。僕もお笑いよくわかんないんですけど(笑)これはツッコミじゃないなっていうのはわかりますよね。 いろんな解釈があると思うんですよ、ツッコミって。例えば、その場の共感を得るものというのがツッコミだと思うんですよね。その人の立場とか、時とか場所とかそれを含めてスパッという。この場合、全部ちょっと外してる感じがしますよね。 もう一つ大事なことを言っておくと、権力を持っている人が「いやあれは冗談だから」というのは一番言っちゃいけないアウトな言葉だと思います。 慶應大学特任准教授 若新雄純さん: 全国の田舎の町で仕事してるんですけど、…
「TBS NEWS DIG」より
【「受け手の感じ方が重要」】愛知・東郷町長“パワハラ・セクハラ問題”改めて謝罪
2023/11/16
愛知県東郷町の井俣憲治町長が、パワハラやセクハラとみられる言動を繰り返していた問題を受けて、井俣町長は16日に会見を開き、改めて謝罪した上で「受け手の感じ方が重要だ」との見解を示しました。この問題は井俣町長が東郷町の職員に対し、「死ね」、「お前ら殺すぞ」といった発言のほか、「着ぐるみ越しだからセクハラじゃないよな」などといって着ぐるみを着た女性職員に抱きついていたことなどが職員が行ったアンケートで明らかになったものです。 東郷町・井俣憲治町長「そういう(セクハラ)認識は申し訳ないですが持っていない。セクハラだといわれればセクハラだと」 16日の会見で井俣町長はこのように述べて、「受け手の感じ方が重要だ」との見解を示しました。また、井俣町長は自身の進退について、今後設置される第三者委員会の検証結果をもって決めたいとしています。
「日テレNEWS」より
町長が繰り返しパワハラ言動か 女性職員にセクハラも 愛知・東郷町
2023/11/13
愛知・東郷町の井俣憲治町長が、町職員に対して「アホ。仕事しなくても同じ給料なのお前らだけだ」などパワハラとみられる言動を繰り返していたことがわかった。 FNNが入手した、東郷町の井俣憲治町長が、町の職員に対しパワハラとみられる発言をした際の音声には「そんなやつおれへんて。お前ぐらいだそんなアホ。どんだけ仕事してなくても同じ給料なのお前らだけだって。○○君がやっている仕事はさ、パートのおばちゃんだってできるんじゃない?」と記録されていた。 こうした発言を受けた職員が、町職員を対象にアンケート調査を行ったところ、回答者の半数を超える39人が町長のハラスメントを受けた、または見たと答えていて、中には、着ぐるみを着た女性職員に抱き着くセクハラ行為もあったという。 13日朝、FNNの取材に答えた井俣憲治町長は、「(ハラスメントしたという認識は?)まったくないとは言いません。どこの場所でというのも明確ではないので、1個1個記憶をたどるのも難しいところにありますけど」と話した。 井俣町長は、今週中にも会見を開き、くわしい経緯を説明するとしている。
「FNNプライムオンライン」より